ご先祖様を知る その1
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あなたにとって、「ご先祖様」とは誰を差しますか。
大抵の人が、仏壇の「〇〇家先祖代々」と書かれている位牌に属する漠然とした人たち、というところでしょうか。
少子高齢化になり、核家族も珍しくはない時代で、小学生は、自分の祖父母すら誰かわからない状態になっています。
お盆や正月に遊びに行った時に、お小遣いをくれるお年寄り??
たまに、どちらかの祖父母と同居していても、例えば母親の実家にいるおばあちゃんは、年寄りだから「おばあちゃん」でしょうという論理になります。
そういう子たちが、大きくなって、先祖供養ってどうしたらいいの?
自分の守護霊って誰(往々にして有名人にしたがる傾向が強いようです)?とか、口にするようになります。
そして、金銭目的であって、宗教法人でもなんでもない詐欺師に「先祖様が泣いてるよ」と言われ、大金をつぎ込んでしまったりするケースもあるようですので、気を付けましょう
そこで、今年は、「ご先祖を知る」年にしてみませんか。
一番簡単なのは、菩提寺に行って過去帳を見せてもらうことですが、遠方に住まいしている物理的要因や祖父母が誰なのか認識していない人のために、戸籍があります。
まず、自分の戸籍謄本を取って、親の戸籍を遡ります。
そこで祖父母4人がわかって、底から遡って曾祖父母8人、曾々祖父母16人…と判明していきます。
これは戸籍と言う公的文書なので、ある一定のところまでしか調べられない(戸籍保存は過去80年)こともありますが、でも、自分の生い立ちの流れがわかります~役所が全国に渡る時は、郵送でも取得できます。
そのデータを元にお墓に行って、法名碑の法名と照らし合わせると、戸籍名と法名、そして亡くなった日(命日)がわかります。
このデータは、無敵です。
もし、「あなたの先祖様が泣いてるよ」という詐欺師が来たら、そのデータを見せて、どの人ですか?と問うてみてください。
答えられないはずです。
可能なら、その個人個人の人生を知ってる人にどんな人だったのかを聞いてみると、もっともっとご先祖様と近くなります。