木蓮(もくれん)

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木蓮(もくれん)の花が散る時の音は、バラバラバラっと大きな音がします。

桜の花びらと異なり、ボリュームのある花びらは散るときの音も豪快です。

この豪快な花弁をもつ木蓮(もくれん)は、地球上で最も古い花だと言われています。

今の花の姿になったのは実に一億年も昔のことだといいます。

これは人類が誕生するよりも遥かに昔です。

私たちが良く知る濃紫色の花をつける木蓮 (もくれん)は、古代の炎のように、枝の先に大きな空に向かった花をつけます。

樹高は、比較的小型で樹高3-5m程度程度にもなり、開花期は春(4-5月頃)です。

木蓮 (もくれん)の花は5㎝ほどになり、外側が濃紫色で内がもっと薄い色の紫です。

先ほど古代の炎…と、木蓮(もくれん)の花のことを例えましたが、実はこの花は咲ききることなく散ってしまいます。つまり全開はしないのです。

ちょうどチューリップの咲き始め位の花びらの開き具合になったら、ある日突然花びらを一斉に散らしてしまいます。ちょっと劇的な風景です。

木蓮(もくれん)の近縁種に白木蓮(ハクモクレン)があり、こちらの花は白です。

その樹高は15m以上にもなり、白い花は全開して15センチほどの大きさになります。

早春に花をつけるため、霜がおりると純白の花は茶色になってしまっていることもあります。

木蓮は、木蓮科で学名をMagnolia liliflora(マグノリア リリフローラ)マグリノアは、モンペリエの植物学者Pierre Magnol教授の名前が由来です。

リリフローラは百合の様な花という意味ですす。