「家伝好文木」崇高かつ気品ある香りのお線香
本日は、梅栄堂さんの「家伝好文木」をご紹介します。
「好文木」シリーズには3タイプあります。
なかでも、この「家伝」という商品が一番の伝統品であるということを意味します。
名歴3年(1657年)の創業以来、梅栄堂に伝わります門外不出の秘伝と天然香木原料を持って調合され、崇高で気品を備えた最高級線香として作られ続けております。
その価値と貴重さにおいて珍重されているベトナム産の極上沈香やインド産の白檀を主に、厳選された20種類の天然香木原料を、丹精こめて、丁寧に手作りしています。
まず、火を点すと同時に、とてもやさしい香りがします。
主張しすぎず、生きてる人間に語り掛けるのではなく、仏さまに直接届くかのような静けさがあります。
そして、少し咲きがけの梅のような香りもします。
これは原料に含まれる大茴香(だいういきょう)の香りの効能と思われます。
さて。
香りとは、考えるよりも先に、感情や本能に直接の影響を与えます。
例えば、あまりお腹が空いていないときでも、おいしそうな匂いを嗅いだ途端に食欲が一気に高まるときってないでしょうか?
また、懐かしい匂いを嗅ぐと、昔の記憶や感情が思い出されたりしませんか。
お線香の香りは、一日のリズムを整えるのにとても必要なものだと思えます。
朝に、朝日をあびるとセロトニンが分泌され、体内時計がリセットされ、また15時間から16時間後には、自然な気持ちの良い眠さがきて、身体にとっていい眠りを得ることができます。
お線香もまた、朝の香りです。
炊き立てのご飯やお茶の香りと一緒になって朝を伝えます。
朝は忙しいから夜にあげるというお宅は、夜の香りになります。
つまり仏さまは、香りによって、一日の規則正しい過ごし方を示唆してくださっているのではないかと思います。
「家伝好文木」もまた、主張することのない香りだけに、脳に直接働きかけているのでは、感じられます。
このお線香、香りとともに、1本がとぼれるまでは、「あなたもゆっくりしてしばしお茶でも飲みなさい。それからゆっくりと腰をあげて、仕事を始めても大丈夫ですよ」ということを、伝えてくれているような気がします。
ぜひお試しいただきたいお線香です。