『散歩の達人』8月号に掲載されました
上野・御徒町・湯島・入谷・稲荷町をメインに紹介する大人のための首都圏散策マガジン『散歩の達人』に、花峰の「精進アイス」が掲載されました。
上野から池上までは、18キロほど離れており、ゆっくり散歩の場合4時間かかるので、これはもう「ちょっと散歩」の域は超えています。
けれど「心ほどける、東京アイス」というコーナーで、ご紹介していただきました。
このページの冒頭コピーには、「一度出合ったら忘れられない東京風味のアイス、あり〼」とあります。
ですから、「精進アイス」は、わざわざ出かけてきても食べたい東京アイスの一つに選ばれたということで、花峰店主共々大変うれしく思っております。
さて、少しだけ昔の昭和時代。
まだまだコンビニなどもなく、スーパーもまばらにしかない時代、アイスクリームはご馳走でした。
アイスキャンデーに関しては、夏にキャンデー屋さんが自転車で回ってきて、かき氷の次くらいに身近でした。
でも、アイスクリームは特別な時、例えばデパートの食堂とか洋食屋さんとかでしか食べられませんでした。
大量生産のアイスクリームではなく、バニラビーンズが入った手作りのアイスクリームです。
バニラビーンズがなにかわからない子供たちは、「なんか入ってる~」と口から出したりもしました。
「アイスクリーム」とも「アイスクリン」とも呼ばれ、本当にご褒美に食べるという存在だったのです。
時は流れて、今の時代は、コンビニでいつでも買えますし、スーパーやドラックストアではいつもお安く買えます。
このお安く買えるアイスクリームがあるから、高級志向のお高いアイスクリームもありますね。
いつでもご褒美し放題の時代なのですね。
そんな中、花峰の「精進アイス」は、普通のアイスクリームとはかなり違います。
精進料理をヒントに作られているのです。
なので牛乳、バターなどの動物性原材料は、一切使用していません。
豆乳をベースに作られています。
九州産大豆を使ったTOFU味は、ほのかな甘みが実に心地よいのです。
その他に、黒みつ味や、きな粉味、ほうじ茶味など全7種類あります。
1個300円です。
この「精進アイス」だけ購入しにいらしてもかまわないのですが(笑、せっかくですから「お山」池上本門寺の境内をお散歩していただき、花峰の店先で、ホッと一息の「精進アイス」でくつろぐのも、またおいしいいただき方かと思います。
新しいアイスクリームの形です。
仏さまの教えに習い、無駄な殺生せずに、それでも植物のお命をいただく。
だからこそ「いただきます」と「ごちそうさまでした」の言葉が素直に出るアイスクリームかもしれません。
わざわざでかけても食べたいアイスだからこそ、「精進アイス」だったのですね。
皆様も、本屋さんの店頭で『散歩の達人』8月号をお手に取ってみてください。