お墓のない喪家の場合

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お墓のない喪家 (そうけ/そうか)は、四十九日を過ぎたら御骨を菩提寺や霊園の納骨堂に一時的に預かってもらい、一周忌か三周忌(没後2年目)を目処として、お墓を建ててから納骨する場合が多いと思います。

御骨の一時預けには、お布施や規定の料金が必要な場合があります。

最近では、永代使用できる納骨堂も増え、お墓を持たない家も多くなりました。

納骨の際は、まず菩提寺や霊園の管理事務局に連絡します。

また、お墓の納骨室(カロート)のふたを開けてもらう必要があるため、あらかじめ石材業者(墓地管理者を通じて)に連絡し、立会いを依頼しておきます。

こうした納骨には、石材店への納骨立会い料、僧侶の読経など別途費用が掛かります。

くわえて、石材店には、墓石や墓誌(納骨されている故人の俗名と戒名を刻む石碑)への戒名や享年(行年)などの切付け(彫刻)も依頼しておきます。

最近は、納骨費用を抑えたいというニーズが増加しており、公営霊園や寺院によっては御自身で納骨可能なお墓もあるようです。