お墓参りの仕方

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地域や宗派ではお墓参りにどのような違いがでるのでしょうか?

墓参りやお墓の掃除といったものは、宗教に関係なく行われるものです。

解説では日本では、一般的な仏式の例をよく紹介しています。

同じ宗教でも宗派が違えば微妙に差異があります。

浄土真宗では卒塔婆が不要などといった感じです。

それでは、他の代表的な日本の宗教、神式やキリスト教式ではどのような流れになるのか実際確認しましょう。

神式の場合は、仏教で法要に当たるのが『霊祭』になります。

仏教とは時期が微妙に違うので注意が必要です。

亡くなった日から10日ごとに、十日祭から五十日祭まで定期的に行います。

百日祭という、死後、百日目に行う法要もあります。

年忌法要に当たる物に『式年祭』があります。

供え物、祭詞の奏上、玉串奉奠などがあります。

お墓の掃除に関しては、仏式と違いはありません。

キリスト教式の場合は、カトリックとプロテスタントがあり、それぞれ違いがあります。

カトリックの場合は、万聖節の翌日となる11月2日に、教会でミサが行われるため、『死者の日』として、お墓参りやお墓掃除を行うのがしきたりとなっています。

プロテスタントの場合は、故人が亡くなった1ヶ月後が『昇天記念日』となります。

その『昇天記念日』にお墓参りやお墓掃除を行う慣習があるようです。

昇天記念日はその後1年目、3年目、7年目の命日となります。

神式やキリスト式では、線香はあげません。

神式では、榊(さかき)を供え、キリスト教式では、白い花のみを供えます。