お墓参り代行サービス(その2)
お墓参りの代行サービスが、定着してきた感のある昨今です。
インターネットで〝お墓参り〟と入力すると、自動で〝代行ーサービス〟という文字が付加されます。
これは〝お墓参り〟と入力した人の多くが、次に〝代行サービス〟と入力している印でもあります。
いうなれば、それだけ遠隔地にあるお墓の事を気にかけている人が多いということなのでしょう。
それにしても、実際に遠隔地にお墓があるのは、大変なことです。
遠隔地と言えど墓参りには行くべし!と語気を荒げる方も多い様ですが、なかなか難しいケースもあります。
例えば、子供が生まれたばかりだとか、子育て世代の共働きで、なかなか家を留守にできないだとか、介護していて家から離れられないだとか、足腰が弱って遠出できないそれこそ家の事情でやむなく代行サービスを頼まざるを得ないと言う人が大勢いるのが現状です。
その人の立場に立たなければ、わからない事情というものが各家庭にはあり、それを他人がどうこういうことが間違いな気もします。
墓参りを代行サービスに依頼することに抵抗を覚える人は、個人個人で従来の墓参りをすればよいし、不可能な人は代行サービスに頼めばいいことです。
そもそも代行サービスを頼むほど、故郷の墓の心配をしている人って、好感がもてませんか。
墓参り代行サービスは、決して安価なサービスではありませんし、慈善事業でもありませんので、それ相応の負担のあるものです。
賛否両論ありますが、お墓を持てば維持して行く責任の生じるものですから、その責任を全うすることができれば方法は色々あっても良いのでは?と私は思います。