お線香「うらわか 咲く春香」
本日は、誠寿堂さんの「うらわかー咲く春香(さくらの香り)」をご紹介いたします。
誠寿堂さんの創業は嘉永2年(1849年)、お線香のメーカーとして約170年あまりの歴史を持つ、兵庫県の老舗です。
微煙香(煙の少ない線香)のパイオニア的メーカーとして、よく知られています。
微煙香の技術を応用とした煙の少ない焼香は業界シェアNO1を誇っています。
また、伝統的な香りの商品として伽羅、沈香をふんだんに使用し、香木の香りをそのままお楽しみいただける高級お線香シリーズは大好評を得ています。
それゆえに、真摯にお線香作りに取り組む香りの会社なのです。
さて。
うらわかシリーズの一つである「咲く春香」は、天然桜葉エキスを惜しげもなく配合した自然で優しい桜の香りです。
箱を開けると同時に、咲きかけのフレッシュな花びらの香がさわやかにただよってきます。
火を灯すと、7分咲き8分咲きあたりのまだ若々しい花たちが匂い立ちます。
気分が一気にリフレッシュするような香りでもあります。
桜の花は、つぼみから咲きがけ、満開、咲き終わり、散ってからもその時その時の香りで自分の状態を、人々に知らせるものです。
例えば蘂一つになってもその主張がとどまることはありません。
その中でも、満開前の瑞瑞しい香りは、人々の心に、新しい季節の到来と、やる気を与えるものです。
人工香料でこれを再現すると、残り香にえぐみがどうしても残ってしまうものです。
しかし、天然桜葉エキスであるということは、空気中に同化してしまうので、人間の嗅覚にも触覚にもやさしく残るのです。
少しだけ心がイライラするときに、「咲く春香」とともにいると、余裕が生まれます。
顔に微笑みが戻ってきているのがわかります。
気持ちでわからなくっても、身体がのびのびしてくることでそれを実感として体感しているのです。
さて、桜葉の香りとはどういうものでしょう。ちょっとだけお高い和菓子屋さんの作った「桜餅」の葉っぱの香りと似ています。
桜餅の葉は湿っていますが、そのからっと乾いた甘酸っぱい香りだと思っていただければと思います。
是非、お試しいただきたいお線香のひとつです。