ご遺族の役割

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実際の葬儀の準備は、遺族にとって故人を亡くした辛さを抱えた時にやらなければならない大変な作業です。

ご逝去から葬儀が終わるまでは正直、目が回るほどの急がしさで悲しんでいる暇がなかった、葬儀が終わってからやっと落ち着いて故人について悲しむことが出来たという話もよく聞きます。

通夜や葬儀の最中には弔問客への挨拶などに追われますが、遺族の一番の役割はやはり、事前の準備ではないでしょうか。

最初に決めたいことは、まず葬儀をどの宗教で行うのかということです。

それによって何を手配するのかも大きく異なるからです。

先祖代々、決まっているという方は比較的スムーズかと思います。

ただ、無宗教で行いたい場合などは葬儀会社に相談すると良いかもしれません。

そして宗教や宗派が決まった後は、どの葬儀社に依頼するのかということです。

病院で亡くなった際には葬儀社を紹介してくれることもあります。

インターネットの口コミなどを参考に検索するという方法も有効でしょうが、移動などを考えると居住地および生活圏内の葬儀社になることも多いと思います。

どんなところにポイントを置くのか、ですが費用の明細や説明を丁寧に行ってくれる、遺族に対して親身になってくれる体制かどうかは少なくとも見たいとところです。

その中でもどこが良いのかということは、近所の方に評判を聞いてみるのが一番確実かもしれません。

結婚式などと違い準備期間は非常に短いので、その時点で何社も検討することは時間的に不可能です。

いざという時、限られた時間の中で無用な心配や慌てないようにするためには、事前に何社かの候補を考えておくことも必要なのではないかと思います。