シクラメン
シクラメンは、有名な歌にも歌われるようにたくさんの色や品種があります。
このシクラメンは地中海からアジアにかけて分布しています。
現在流通している園芸品種は、シクラメン ペルシカム(C. persicum)という品種が改良されたものです。
別名はカガリビバナとも言われ、字のごとくかがり火が燃えている様に見えることから名付けられました。
サクラソウ科の球根草で、地中には花とは似ても似つかない様な球根を見ることができます。
この球根がシクラメンの原産地では豚の餌として使用されることもあるという話から、その当時に東大教授であった大久保三郎さんが直訳で「豚饅頭」という漢字をあてました。
しかし・・・、あのシクラメンの可憐な姿を「豚饅頭」と訳すとは・・・。
同じ様な感想を持った人々の手によって「カガリビバナ」と改名され、一般的となったそうです。
しかし、どちらの和名も現在ではあまり浸透していないようです。
シクラメンは、冬の彩りの少ない時期に、丈夫で、たくさんの花を長く咲かせることで爆発的人気を呼ぶ花となりました。
多くのご家庭でシクラメンが育てられています。
そして春には枯れてしまうと思っている方も多い様です。
しかし、シクラメンは夏越しさせれば毎年楽しむことができる花です。
ぜひそのテクニックを覚えて挑戦してみて下さい。
コツは葉が枯れて休眠にはいった場合は、日光の当たらない場所で夏越しさせて、9月まで水を与えません。
休眠に入らなかった場合は、半日陰の涼しい所で夏越しさせます。
水やりは通常通り。
寒冷地に向いている方法です。