スモークツリー
スモークツリーは、花が綿菓子のようなフワフワの毛が特徴で、まるで煙のような花が咲きます。
切花でも生け花の花材に使われるオシャレな花材でもあります。
このフワフワに見える部分は、茎と花をつなぐ花梗が開花後細い糸状になり多数枝別れしながら伸びたもので、スモークツリーの由来でもある煙に見える部分です。
葉は、緑・赤系がほとんどで、毛は、大きく分けて白系・桃系・赤系とがあります。
花が特徴の木でもありますが、葉の形や色もめずらしく、とてもオシャレなのでヨーロッパでは庭園花木としても人気があります。
ウルシ科で学名はCotinus coggygriaと言います。
原産地は南ヨーロッパ、ヒマラヤ、中国と広い範囲に渡ります。
樹高は4m~5m位で、主な開花期は5月~6月です。
雄株と雌株がある雌雄異株(しゆういしゅ)の樹木です。
スモークツリーには色々な種類がありますが、枝がしだれるペンデュルス(var. pendulus)、葉っぱや花の軸が紫色を帯びるプルプレウス(var. purpureus)があります。
また、赤紫色の葉が美しいロイヤル・パープル(Royal Purple)、花の軸が赤紫色になるグレース’(race)等があります。
我が家の庭にもスモークツリーがありますが、モクモクと面白い花を咲かせた後も、葉のつやつやした紫を毎年楽しむことができます。
どんな花瓶にさしてもその葉色は美しく生活に彩りを与えてくれる木でもあります。