仏壇の置き方とタブー
新しく仏壇を購入した際、何処に置けばよいのやら…と悩んでいる方が、意外に多くいらっしゃるようです。
今回はあらためて、基本的な仏壇の「置き方とタブー」について触れていきます。
・仏壇は「居間に置く」!
昔は仏間がありましたが、現在は「居間に置く」が正解。
昨今、モダンなデザインと手元供養としても最適なコンパクトタイプの仏壇なら尚の事です。
毎日手を合せて居間で故人やご先祖様と共にくつろぐ、というのが現代式です。
・「鬼門」を調べてから配置を!
仏壇は鬼門以外に配置しても大丈夫ですが、仏壇の上には何も置いてはいけません。
ごく稀に、神棚の下に仏壇を配置している家庭がありますが、基本的にはタブーです。
その根拠は本来、神棚にはお線香を使ってはいけない、とされているのです。
よって、神棚の下に仏壇があり、そこでお線香をあげると自然と神棚にかかってしまうのです。
また、地方によっては神棚の上に仏壇を置くのが習わし、というところもあります。
仏壇と神棚の配置の際には場所と高さ、方位磁石で位置を確かめてから配置を考えてください。
・仏壇タブー(番外編)
「お札を何年も仏壇に置きっぱなし」
これでは「故人やご先祖様に向けて」か「お札」に向け祈っているのかがわかりません。
年をまたいだお札やお守りなどは、頂いたお寺に「お焚き上げ」していただくのが基本です。
どうしても、そのお寺が遠い場合などは、年末年始にお焚き上げをしているお寺がありますので、そこでお焚き上げしてください。
以上です。
「おっと、間違っていた!」と思ったら、仏壇を掃除する時に諸々片付ければ、心もすっきり晴れやかな気分になること請け合いです。