仏壇の違い
お仏壇は、仏様やご先祖様をお祀りする所です。
日本人には馴染みの深いものですが、ぱっと見て、仏壇の違いや特徴を理解するという所まではなかなか難しいものです。
今回は、簡単に様々な仏壇の違いを挙げてみましょう。
仏壇は大きく分けて、唐木仏壇と金仏壇があります。
唐木の仏壇の場合は、使用している木材が銘木と呼ばれる木目が美しく出ているものを使用しています。
ですので、この銘木の価値の違いによって値段が変わってきます。
銘木には黒檀や紫檀等など、様々な木材が使用されます。
唐木仏壇と呼ばれるものの多くが、高級品の黒檀や紫檀など高級品の唐木を節約する為に他の種類の木を芯に利用しているものが多く、表面に5ミリ前後の板を貼付けて作られています。
この板の貼付け位置が全面だけであるか、側面も含まれているのか、または裏側まで施されているものなのかで値段に違いが生じてきます。
また唐木仏壇の中には、唐木の木目を印刷しただけのものもあります。
もう一つの仏壇である金仏壇のは、高級品ともなると、漆を使って塗装しています。
高級品ではないものにはカシュー塗料を使用したものが多く見られますが、この漆とカシュー塗料の違いも素人目にはなかなか見分けることが出来ません。
このように、仏壇にはピンからキリ迄、様々な種類があります。
値段も安いものから高いものまで様々です。
安いものは、使用されている材料が安いものであることは言うまでもありませんが、そのことをよく知った上で購入したいものです。
高級品もそうでないものも、ぱっと見はそんなに変わりませんが、年数が経過すると安いものはプリントや塗装が剥がれたりすることもあるのでそのことを事前に承知した上で、安さのメリットと、デメリットを比較してみることをおすすめします。