古くなった仏壇 その2

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自宅にある家具や、長く乗った車などは、時期が来れば新調するものです。

しかし仏壇の場合は、古くなったからといって新しくしても良いものなのでしょうか。

良くないことが起こりそうな、そんな気さえしてしまいます。

正しい手順で行えば決してそのようなことはありません。

非常識なことを行ってしまって、怒らせてしまうのは人でも仏様でも同じことです。

正しい手順で行うことが大切なのです。

仏様にとっての仏壇は、私達にとっての家と同じです。

自分に置き換えて考えてみたら、ある日突然に「今日からここに住んでください」と言われたら戸惑いますよね。

驚いたり、前の方が良かったのに、と不満を感じてしまいます。

仏様に対して、そのような非常識な態度をとらないように、檀家として事前に菩提寺のお寺にお願いをして、仏壇を移ってもらうような儀式を行うようにしましょう。

古くなった意外にも、転勤や引越しなどによる住宅事情で今までよりも小さいサイズものにしなければならないこともあるでしょう。

小さい仏壇にすると、良くないことがあるという迷信がありますが、これは昔は仏壇はその家の鏡と言われていたことから、小さいサイズの仏壇に変えることは家の衰退を意味するので良くないと感じたからです。

小さいものに変えることは、仏様をないがしろにすることとは全く違います。

大きいものを無理に置いてしまって、その部屋に寄り付かなくなってしまうよりは住む場所に合わせてちょうどいい仏壇を選んでいくことが、生活の中に仏壇を取り入れるという意味でも良いことなのではないでしょうか。