古くなった仏壇 その1

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新しく仏壇を買い替えるということは、ままあるものです。

また、古くなった家を立て直すのに、仏壇を新しくするというケースもあります。

その時に古い仏壇をどう処分したらいいものかと、悩んでしまう方がいらっしゃいます。

仏壇を新しくする場合なら、仏壇店で古い仏壇を引き取ってくれるケースはよくあります。

しかし、仏壇を継ぐ人がいなくなってしまって処分するケース等は、本当に困ってしまうものです。

まずは、仏壇を買った時に開眼法要を行っていると思います。

ですから、仏壇を処分する時も同じく法要を行います。

仏壇は家具とは決定的に異なる点があります。

それは、仏壇はご先祖様を供養する場所であると共に、ご本尊様に手を合わせる場所であるという点です。

仏壇の造りは、浄土の世界を模したものです。

その仏壇を処分するためには閉眼法要を行う必要があります。

閉眼法要を行うためには、寺院等にお願いして法要をしてもらうことになるわけですが、この場合にはお布施の準備が必要です。

閉眼法要のお布施の平均金額は1万円から10万円位です。

法要を行った後は、いよいよ仏壇の処分となるわけですが、方法はいくつかあります。

まずは、粗大ゴミとして処分する方法。

閉眼法要を行ってくれたお寺や、菩提寺に引き取ってもらう方法。

最後は仏壇店に引き取ってもらう方法です。

どれも無料では引き取ってもらえないので、よく話し合って決めて下さい。

また、他にも美術品として価値が高いものであればリサイクル品として買い取ってもらえる場合もあります。

ほとんどの場合、買取りはしてもらえないと思いますが、しっかり法要をした後であればリサイクルしてもバチがあたることはないでしょう。

捨てるに忍びない品であればこそ、リサイクルしてほしいという気持ちをもつのも当然のことです。