喪中について その1
喪に服することを服喪期間といい喪中ともいいますが、服喪期間は故人と自分の関係によって期間が異なるのをご存じですか。
一般的に言われる服喪期間は、父母、義父、義母の場合は12か月から13か月です。
子供の場合は3か月から6か月。
兄弟や姉妹の場合は1か月から3か月。
祖父母の場合は3か月から6か月です。
祖祖父母、叔父叔母、伯父伯母の場合は喪中としないと言われています。
服喪期間が意外に短いと感じた方も多いと思いますが、一般的には上記の期間服喪します。
それから喪中と勘違いされやすい忌中という期間があります。
忌中は神道でいうところの穢れとされる「死」の期間を忌む期間です。
忌中(50日間)は神社に参拝しれはいけなかったり、殺傷をしてはいけなかったりする期間といわれています。
喪中は死者を偲ぶ期間なので忌中とは全く別の意味があります。
また喪中と言えば喪中の葉書のことを思い出す人も多いと思います。
最近は新年のあいさつもメールで行うことが多い様ですが、喪中のお知らせをメールで済ませるのは失礼にあたります。充分注意してください。
家族や親せきが亡くなった場合、自分がどのくらいの期間服喪すればいいのかわからないという人がいますが、それには「これ」という決まりはないので、地域や家庭、宗派によって違うと考えるとよいでしょう。
しかし、両親などがなくなった場合は一般的には何月に亡くなろうと翌年までは服喪期間とするのが一般的です。
喪中のハガキは11月の中旬くらいまでには出すようにしましょう。