墓地の管理について
それでは、墓地はどのように管理していけばいいのでしょうか?
墓地の管理については管理事務所などがある施設の場合は、1年ごとに管理費が必要になってくるのは説明しました。
管理費は永代使用権を得た時点から発生する場合がほとんどです。
民営墓地は特に割高になりますし、永代使用料の高い墓地は管理料が高くなる傾向にあります。
納骨、墓石工事が完了していない場合でも当然、発生します。
基本的に自分たちが管理するのはお墓周辺の掃除のみで、あとは墓地の管理事務所の方が利用区画の水道、休憩所、緑地の手入れを管理することになります。
管理費は墓地の権利を守るためのものであり、規定の料金を滞納しないように納める必要があります。
寺院墓地の場合は、盆暮れなどのときに別に「志」を納める場合があります。
墓地には、名義登録がしてありますので、名義人の住所が変更になった場合や死亡してしまったときは変更の届け、改宗してしまった場合、墓地そのものを移転する場合も所在地の自治体への申請手続きをしなければなりません。
解らないことがある場合は、墓地の管理事務所に手続きについて事前に確認しておくのが良いでしょう。
また、管理を行っている事務所の管理の体制についても注目しておいてください。
管理事務所に休日も管理人が常駐しているかどうかの確認。
墓地の事務所がどの程度、墓の清掃を行ってくれているのか。
墓参りのときに備品などを購入できる施設があるのか。
そのような点も、あらかじめ確認が取れていれば便利になります。