墓地の購入 その1
墓地の購入について、詳しく見ていきましょう。
墓地自体は何度も買うわけではありませんし、いざ買おうとしたときにはどのようなものが必要なのか、購入した後の管理はどうなっているのか、移転は簡単にできるのか……とにかく解り難いと思いますので整理してみます。
特に注意しておかなくてはならないことは、永代使用権の契約内容についてです。
契約の内容には、墓地の使用権のこと以外に管理料など多くの規定があります。
規定を守らなかった場合、墓地の所有者から永代使用権を取り消される可能性がありますので、注意が必要になってきます。
また、購入をする時期はいつでもいい、と言うか決まってはいませんが、初七日・四十九日・お盆・彼岸・一周忌・三回忌など大きな法要のときに合わせて建立するのが一般的です。
初めて購入する場合はお墓にお魂入れをする『開眼供養』が必要になります。
墓地を管理する母体は大きく分けて、『公営墓地』・『民営墓地』・『寺院墓地』と言う風に、三つの種類に分類可能です。
簡単に言うと、公営墓地・寺院墓地が比較的安く、民営墓地が割高になっています。。
次に費用ですが、墓地の管理団体によって値段にかなりの幅があるので、別項で詳しく説明します。
三つ目は、墓地の場所についてです。
近年できたばかりである場合、交通の便の悪い場所にある場合が多いかと思われます。
建立後、お墓参りに行くときに不便であっては、墓参りがおっくうになってしまう方もおられるかもしれません。
墓地までのアクセスに関しても、事前に注意をする必要があります。
家族以外の墓参者のことも考えて住所、交通機関がどれだけあるか、主要時間と費用、運行本数最寄りの駅からの移動費などの確認をあらかじめをしておくと後が楽です。
墓地の施設と付属設備も確認しておきましょう。
広さや法事のときの場所が十分か、休憩する場所があるか、駐車場からの距離も重要でしょう。
他には、その管理団体の管理の体制は大丈夫か、景観はいいかなどがあると思われます。