墓石の形の基本知識

お墓の形や素材についての決まりはありません。

ですので、好みによって選ぶことができます。

お墓をたてる時には、墓所の広さによって、お墓の大きさや形を決めるのが一般的と言えるでしょう。

最近のお墓の中には、常識では考えられない形のお墓を時々見かけますが、あまりに奇妙なものはおすすめできません。

基本的には、お墓は自分だけが入るものではありません。

子供、孫、子孫達が入ることを考えて計画しましょう。

では実際の墓石にはどんなものがあるのしょうか。

まずが基本の形とも言える和型です。

長方形の棹石をのせた基本的な形で、台石は二段です。

次に、洋型墓です。横長の石を用います。台石は一段が普通です。

この洋型墓は、安定感があるので、地震の多い近年に人気です。

モダンに見えることもあり、公園墓地や霊園によっては、洋型墓で統一するように決められているところもあります。

自然石のお墓は、有名人のお墓などでよく見かけます。

このお墓をたてるのには、安定感のある自然石を見つけなければなりません。

現在はそういう石自体を探すのが難しく、加工料も高額のため、一般の人がたてることはまれです。

他には、五輪塔や宝塔、宝きょう印塔(経文を収めた塔)を台石にのせた形もあります。

また、故人をしのぶ形のお墓も最近よく見かけるようになりました。

サッカーが好きだった故人のために、サッカーボールの形や、ピアニストだった故人をしのび、ピアノ型などの個性的な墓地の数々です。