二人で異なる宗教を持つ夫婦の墓
宗教が違う夫婦の場合は同じお墓に入れるのでしょうか。
夫婦で宗教が違うというのは、実は意外とよくあります。
昔ながらの仏教で宗派が違う場合は、それほど重要な問題には発展しません。
なぜなら基本的には仏教という同じ宗教だからです。
しかし宗旨が違うと戒名が違うので、死後に宗旨替えをすることが必要になってしまう場合があります。
その場合は、あまり深く考えず宗旨替えをしてしまう方の多い日本では、それほど大きな問題に発展しない場合が多いようです。
しかし、基本がまったく違う宗教であったり、夫婦のどちらかが新興宗教を熱心に信仰していたりする場合には、亡くなった後に大きな問題となってしまう場合があるようです。
この場合は墓地についてから根本的に考えなくてはいけません。
宗旨や宗派、宗教不問の墓地を選択することで問題を解決することができます。
公営墓地なら、たいていこの問題はクリアーできます。
また、民営墓地でも夫婦で同じお墓に入ることができます。
また供養をするときでも、それぞれの宗旨や宗派、または宗教で行うことができます。
いずれにしても言えることは、宗教が違った夫婦でも、同じお墓に入りたいと思えるまでにお互いを信用し必要とできることは、とても素晴らしいことです。
宗教の違いで離婚してしまう夫婦だってたくさんいるはずです。
しかし、お互いを尊重し、信頼し、干渉し過ぎず、夫婦であることを全うできたことは、稀有でありますし、尊敬に値します。