夫婦で同じ墓はもう古い
夫婦別姓が増えてきていることからもわかるように、結婚したとしても必ずしも、すべて一緒にしなくても良いという考え方が増えてきています。
それは、お墓にも言えることで最近では夫婦で同じ墓に入らず別々に・・・という方も少しずつですが見られるようになってきました。
夫婦が別の墓に入る理由は様々あります。
生前に義両親とうまくいっていなかった女性や、籍は抜いてないものの死別してからかなりの時間が経ってしまった方など、死んだ後まで気を使いたくないと思われる方もいらっしゃるようです。
夫婦で別にする、以外にも先祖代々の墓には入らず夫婦だけの墓を作るというケースもあります。
自分の好きな土地に好きなように埋葬してもらえるというメリットもありますが、もちろん従来の流れに逆らうことでのデメリットもあります。
単純に墓が増えるということは、残された家族にとって管理する負担が増えるということです。
先祖代々の墓とは別の地域にした場合には、墓参りに行くのも一苦労です。
供え物などにかかる費用もあるでしょうから、家族の納得を得ることが大事になってきます。
しかし、この考え方は女性に多く、あるアンケートでは女性では20%の方が必ずしも同じ墓に入る必要はないと答えているのに対し、男性ではわずか5%程度にとどまっています。
女性の社会進出が進むにつれ、色んなことへの考え方や家庭というものの形や価値観は多種多様になってきました。
女性は結婚したら仕事を辞め家庭に入る、死んだあとも一緒、なんて考え方はもう古いのかもしれませんね。