孤独死に備える
日本政府が人口統計で用いている生涯未婚率という指標は、50代時点での未婚率とされています。
現在の日本では、この生涯未婚率の推移は凄まじい上昇の傾向にあり、ついには男女ともに30%にも迫る勢いです。
今回は、生涯独身者が増加するということは「将来的に孤独死を迎える可能性がある方々も増えている」ということに繋がっちゃいますね、というお話です。
親族もなく身寄りがない場合には一般的な葬儀というものは執り行われず自治体が法律に基づき火葬を行います。
病気で入院している最中に臨終を迎えられれば、まだ良いのですが自宅での孤独死は、死亡してから発見されるまでに時間が掛かってしまうという傾向があります。
このような場合、親族がいる場合にも遺体の状態により衛生的な問題から、火葬後に葬儀を行う、ということになります。
このような孤独死を迎えることを避けるためには、今から出来ることはどのような事でしょう。
その一番は、「周囲とのコミュニケーションを取る」ことではないでしょうか。
孤独死を迎えてしまう男女比は、男性の方が高いと言われています。
これは、やはり女性の方がコミュニケーション能力が高く、周囲との繋がりを持ちながら生活をしていることが要因です。
高齢になり、自治体のサービスを利用できるのであれば出来るかぎり自宅に訪問してくれるようなものを積極的に利用しましょう。
定期的に誰かが自宅に訪ねてくるような環境であれば、万が一自宅で倒れていたとしても発見が早くなり、最悪の事態を避けられるかもしれません。
日々の報道でも孤独死について取り上げられることが多くなってきました。
もし、ご自身がその不安を感じているのであれば、孤独死について改めて真剣に考え、事前に自治体窓口へ相談を持ち掛けておくなどして、出来うる限り備えておきましょう。