年間死亡者数100万人時代

shibousya001

2003年、日本の年間死亡者数は遂に100万人を突破しました。

好むと好まざるとにかかわらず、年間100万人が死亡する時代の到来です。

しかも既に、この時点が最高ではなく、実は2003年以降、数パーセントづつの割合で死亡者の数が増え続けています。

この死亡者数を県の人口と合わせて考えてみると、最も人口の少ない鳥取県が58万人ですから、毎年鳥取県の人口の2倍の方々がお亡くなりになられている計算になります。

これを葬儀市場という観点からのみ捉えれば、拡大をとげている市場、といえるわけです。

こうした市場規模の拡大が確実に予測されている葬儀業界には、他業種からの新規参入も相次いでいます。

その新規参入組は、昔からある葬儀社の〝こうあるべき〟という姿をくつがえし、業界ではこれを「葬儀様式の進化」と呼び囃しているようです。

新しい葬儀モデルを次々と提起し続け、このところの葬儀事情はどんどん新しいものになってきています。

一年前が、かなり昔だと思えるほどの大変革が今の葬儀業界に起こっているといっても過言ではありません。

人生に一度、誰の幕引きにも葬儀は行われますので、この変革には、誰もが感心を抱いてしまうのではないでしょうか。

では、どんな大変革が起こっているのでしょうか。

新規参入組でブライダルの会社社長が立ち上げた葬儀が今話題になっています。

従来型の葬儀というと内容のほぼ全てがパッケージされていて、どの葬儀にも大きな変化は見られませんでした。

これらに着目し、持ち前のブライダル畑で培ったプロデュース力を葬儀に取り入れ、お仕着せの葬儀から創りだす葬儀を提案しているという点が特徴です。

遺族が感動する葬儀、参列してくれた方々が感動する葬儀、を目指しているということで話題になりつつあります。