庭梅(ニワウメ)
庭梅(ニワウメ)は花が5枚の花びらをもっています。
中国北部が原産で樹高は2m以内に納まります。
花の後にはまん丸の真っ赤な実が付きます。
7月頃に熟す実は、緑色の葉をバックにとても愛らしい姿です。
鑑賞するのにもとても美しい姿です。
そして実はこの見るだけでも美しい実は生食できます。
愛らしい実をつまんで食べると、絵本の中の主人公になったかのような錯覚がするほど、美しい実です。
庭梅(ニワウメ)の名前の由来は「庭に植える木で梅っぽい樹」という単純な由来だそうです。
由来を聞くと、もっとかわいい名前があったんじゃないかな?という気持ちになってしまいますが。
ニワウメという音の響きは、この可愛らしい植物にマッチしているような気がします。
梅ほど大きな木じゃなくて、もうちょっと華やかで、かわいらいい木。
現代で名付けるとしたら「プチウメ」っていう感じじゃないでしょうか。
庭サイズのかわいい梅みたいな花という意味がこめられていると思うと、可愛い名前だなと思えてきます。
庭梅(ニワウメ)の育て方は、丈夫な木なので土質は選びません。
しかし日陰では花付きが悪くなってしまうようです。
春の新芽の時にはアブラムシに注意しましょう。
肥料もあまり必要ありません。
夏は乾燥をきらうので、藁で根本をおおう等の工夫をすると良いでしょう。
剪定は込みすぎた所にはさみを入れ、地面から出た枝(やご)は切っておきましょう。
秋以降は既に花芽をもっているため剪定は避けましょう。
ニワウメの開花期は3~4月で、枝を覆うように薄紅色の花をさかせる、それは美しい植物です。