弔電のマナー
告別式に一度でも参列した方でしたら分かるかと思いますが、当日に参列できなかった方から弔意を示す電報をいただくことがあり、それを弔電と言います。
参列された方には、香典返しなりに礼状を添えていますし、また挨拶をしたり直接にお礼を言う機会がありますが弔電をいただいた方へのお返しには御礼状を送る必要があります。
参列したいただいた方へのお礼状とは別のものを用意しますので混同しないようにしましょう。
弔電に対してのお礼状とわかるように、文面には会葬礼状と記します。
いつまでに出さなければいけない、という決まりはありませんがなるべく早く、できれば1週間以内には送ることを心掛けると良いです。
ハガキでも手紙でもどちらでもかまいませんが、手紙の方がより丁寧な印象にはなります。
ハガキの際には、通常の官製ハガキで問題ありません。
手紙の場合でも、白でなくてはならないといったこともありませんので故人らしいデザインを選ぶと良いと思います。
最近では、携帯電話やインターネットの普及によってメールで送る方もいるようですが、普段から特に親しくしている友人など以外にはやはり控えたほうが無難です。
年配の方からは、良い印象をもたれないこともありますので、ハガキか手紙で送るというのが基本であると考えておくのがよいです。
内容について、注意して欲しい点は、季節の挨拶などは省くようにし拝啓・敬具などの頭語と結語については両方入れるか、どちらも入れないかにすると良いです。
会葬礼状については、テンプレートのようにある程度の決まった書きがありますので、その点だけ抑えておけば失敗することもないでしょう。
いざ、自分が礼状を書くことになった際にはインターネットなどで調べてみるとすぐに検索できますし、それほど難しいものでもないので参考にして作成することもできます。
一番大事なことは、故人の変わりに感謝の気持ちを伝えることだと思います。