御先祖様の人数

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日本人は昔から、御先祖様を敬ってきました。

御先祖様を大切にする、というと何となくピンとこない現代人も増えてしまいましたが、古来より日本人は生きている人と同じくらい御先祖様を大切にしてきたのです。

さて、ここで御先祖様というと、皆様はどれ位の人数をイメージされますでしょうか??

10人ぐらいでしょうか?それとも、20人くらい?

また想像上のご先祖様はどんな服装を召されているでしょうか?

これは私の勝手なイメージですが、御先祖様というと何となく想像できるのが江戸時代ぐらいの服装をした方達で、人数は何となく20人位を想像してしまいます。

しかし、よくよく考えてみれば、御先祖様は江戸時代より前の戦国時代にもいましたし、平安時代にもいましたし、縄文時代にもいたはずです。

また、縄文時代より前にも御先祖様はいました。

すべての人類に、あるアフリカ人のDNAが見つかるということを考えると、御先祖様を無限にたどっていけば、人類は本当に皆兄弟となってしまうわけです。

こうなってくると話がマクロ化してきて、よく分らなくなってしまいますが、単純に考えて自分の一番身近なご先祖様は両親です。

祖父母は、生死に関わらず誰にでも4人存在します。

曾祖父母となると8人。

曾々祖父母となると16人

その上の代は32人。

その上の代は64人。

その上の代は128人。

その上の代は256人。

14代ともなると、、、、その数なんと!

1万6384人と1万人を遥かに超えてしまいます。

たった17代前でもその数は、13万1072人と10万人超えとなってしまいます。

こうして考えてみると、本当にたくさんの命の中から“私は産まれた”というわけです。

昔の方は、その命の軌跡をよくわかっていたんですね。

先祖供養とは、自分につながる命への感謝と、自分や家族を大切にするための教えのような気がしてなりません。