我が家に位牌がやってきた
ある日、「独身で一人暮らし」をしていた貴方の血縁者が急逝してしまいました。
突然の不幸で「独身で一人暮らし」だったからと、貴方がその方の位牌を預かることになりました。
しかし、あなたの家には仏壇がありません。
さて、こんな時にあなたなら、どうしますか?
。。。と、今回は冒頭より突然の不躾な設問から始まりまして申し訳ありません。
しかし、実際にこのような状況に遭遇することもなきにしもあらずなのです。
・慌てる必要はない
まずは焦らないことです。
そして、信頼できる筋から必要かつ確実な情報を得ることです。
家で信仰している宗派でお祀りするか、個人の宗派かを決めましょう。
宗派によって用意するものが決まるので、宗派共通の最低限のものを揃えましょう。
・基本は『三具足』もしくは『五具足』
最初は、ろうそく立て・花瓶・香炉(お線香を立てるもの)を用意し『三具足』を揃えます。
これは宗派共通で、最低限これだけを、まず用意しましょう。
これに、ろうそく立てと花瓶一対づつを揃えると『五具足』となります。
・仏壇は後から、ゆっくり購入
仏壇の購入は、菩提寺(檀家として入っているお寺さんのこと)と相談のうえ、どんな形でご供養するかを決めてからでも、けっして遅くはありません。
なぜなら仏壇はそうそう買い換えるものではなく、ほぼ「一生の買い物」と言えるからです。
ですので、住宅事情にマッチする仏壇で、ご家族の一員として仏様をお迎えしましょう。
・地方から都会へ引っ越し!仏壇の大きさと「魂抜き」
地方から都会へ引っ越しの計画を立てたはいいが、仏壇が大きくて「部屋の狭さ」に驚いたという方もいらっしゃいました。
仏壇が大きく、どうしても部屋へ入りきらない場合などは、予めお寺に連絡をして「魂抜き」をしていただいてから、処分という形になります。
もし、お寺が遠方の場合は「処分業者に頼む」という事も出来ますし、菩提寺がない場合には、仏具店に依頼しても良いでしょう。
ネットで「仏壇 処分」と検索しても、相当数の業者を見つけることが可能です。