新年のごあいさつ
あけましておめでとうござます。
皆様におかれましては、新しい年を、新しい気持ちで豊かに迎えられていらっしゃるかと存じます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、今年は酉年です。
どこまでも続く果てしない晴れ渡った空を飛ぶ。
会うべき人に出会える幸せな年になりますことを祈っております。
池上本門寺へお参りの際は、ぜひ、花峰にもお寄りくださいませ。
お客様がしばしの間、くつろげる本門寺花峰でありたい思っています。
そして、お客様から多くのことを学ばせていただく花峰でありたいと思っています。
南無妙法蓮華経。
さて。
本日元日から、池上本門寺では、新年祝祷会が行われております。
いわゆる初詣のことですが、池上本門寺では、新年を迎えた午前零時から一連の正月行事のことを『新年祝祷会』と称しております。
本堂では、新年のご祈祷も行っております。
凛とはった声の読経の中に、名前と願いが読み上げられます。
なお、昨年ご祈祷をされた方は、受付票(領収書と呼ばれるもの)がありますと順番が早くなったりしますので是非ご持参ください。
ご祈祷の後は、おしるしとして、福椀というお料理でおもてなしをしますので楽しみにしてお出でください。
さらに、お正月限定お守りとして、『福鳩守』を頒布しております。
この『福鳩守』の由来は、昔々、池上近郷の大干ばつがあった際、本門寺から飛んできた鳩がつつく岩の下を掘ると、不思議と清水が噴出した、というものです。
湧き出た清水が乾いた田畑が潤い、皆が喜んだことが由来になり今の形になりました。
そう、一家に幸運を運ぶ福鳩守と言われています。
また、本門寺オリジナルの絵馬「さくら絵馬」が、可愛いらしい、と大変な人気です。
その名の通り、桜の花びらを模した形と色をした絵馬で、全国的にもめずらしい絵馬です。
そして、お山ではお焚き上げの受付をしておりますので、一年、家や皆様を見守っていたお札やお守りなどのお焚き上げの品々もお持ちください。
元旦から、池上本門寺は、休むことなく、日蓮聖人の教えを皆様にお伝えしています。
本年がどうか仏さまの慈愛あふれる一年になりますように。