木通(あけび)
木通 (あけび)の名前は、実が熟してパカッと割れた様子が人間の「あくび」に似ていることから「あけび」と変化していったと言われています。
また、熟した実があーんと口をあけた様に裂けるので「開ける実」→「開け実」となったという説もあります。
しかしスーパー等で見かける木通 (あけび)は割れていませんよね?
これは商品価値を下げない為に完熟する前に収穫してしまうからです。
ちなみに木通と書くのは、あけびのつるに空洞があり空気が通るからだそうです。
アケビは、中の白い部分が半透明になった頃が熟して美味しい頃合いです。
木通 (あけび)は古くから日本や中国等に自生しています。
開花期は、 4/ 1 から 4/末頃で紫色の実を付けるつる性の植物です。
実は日本でも田舎では秋の味覚として良く食べられる果実でした。
江戸時代には木通 (あけび)の種から油を作っていたこともあったそうです。
木通 (あけび)の実の大きさは10センチ位で、中の果実をそのまま食べるころができます。
田舎へ行っても見ても木通 (あけび)を見かけることは少なくなりましたが、もし見つけたら美味しいアケビの見分けかたがあります。
スーパーで買うときも参考にして下さい。
まず、皮に張りがあり色のよいものを選びましょう。
果実が割れていれば完熟しているサインです。
良い木通 (あけび)が見つかったら、ポリ袋に入れて乾燥しないようにしてから冷蔵庫へしまいましょう。