末期の告知

家族が生死に関わる病気におかされてしまった場合。

家族がその事を知らない場合に、心を悩ませるのが「告知」についてです。

病名の告知をするのは主治医が主です。

しかしその告知を家族が先にされる場合があります。

その場合本人に告知するのは家族となる場合が多い様です。

病名を告げるのは、家族にとっては並大抵なことではありません。

なかなか告知できない方もいらっしゃる様です。

しかしいつか告知しなければならいない時がくるとするならば、告知には適切な「時期」というものがあります。

告知する場合の難しさは、本人の性格やそれまでの考え方に影響されますので、なかなか一概には言えないものです。

しかし病名を告げる適切な時期として考えられる時期があります。

まず第一に本人が自分の病名について疑問を抱いている場合です。

この場合、書籍などを購入して予測をつけてしまう人もいます。こういう方に病名を隠すのは、家族も楽ではありませんし、本人の為にもならないかも知れません。

他は検査や新しい治療が必要な時も病名を隠すのは難しいかも知れません。

末期で退院して自宅療養をする場合も、病気が治った訳ではないのに退院するのですから、病名を知らせる必要があるでしょう。

告知することで、病気がもたらす意味を「怖さ」だけで捉えてしまう方もたくさんいらっしゃいますので、告知する前に、病気についてできるだけ詳しく理解して、病名とともに病気についても相談にのれるよう準備しておきましょう。

流されない方が賢明と言えそうです。