死後にお墓を建てることはできる?
こんな例があります。
夫が先に亡くなった妻が、お墓を建てたいと思っています。
しかし、夫が亡くなったあと一人暮らしで、先の生活に不安を持っています。
ですので、現金を少しでも多く手元に残しておいて万が一に供えたいと考えています。
と言うわけで、自分が死んだ後に残した財産でお墓を建てて夫と一緒に眠りたいと思うよになりました。
しかし、自分の死後に希望通りの夫と一緒に眠るお墓を建てることができるのかとても不安に思っています。
家族に先立たれるのは誰にとっても悲しいものです。
そしてとても不安になるものです。
ではこの場合の最善策にはどんなものがあるのでしょうか。
まずお子さんが居る場合は、よく自分の考えを話しておくことが重要になります。
死後のことを語りたくないという人には、自分の考えを綴ったノートをつくりましょう。
これは「エンディングノート」と呼ばれる新しい遺言のかたちです。
ノートには任意後見人の名前、加入している保険、葬儀やお墓について等伝えておきたいことを全て記入しましょう。
お子さんがいない場合は、お葬式やお墓のことを誰かに託す必要が生じてきます。
生前契約しておけば、死後の事を全て代行してくれるサービスもあります。
「りすシステム」が有名ですが、他に「ウィルバンク」等いくつかのサービスがあります。
この二つは公正証書による契約なので、確実に実行してもらうことができます。