満作(まんさく)
新年早々に開花が始まって、尚かつめでたい名前の花があります。その花の名前は満作 (まんさく)。
開花期は1/20 頃から3/25頃です。
満作 (まんさく)は冬の林や野山などで、あらゆる植物の芽吹きがはじまる前に、いち早く黄色の花を咲かせる、春の訪れを告げる植物です。
満作というネーミングは、他の花に先駆けて咲くことから「まず咲く花」からいつしか「まんさく」と呼ばれるようになったそうです。
そのネーミングから、花がよく咲けば豊作、花が少なければ不作というように、豊作を占うための植物としてもりようされてきました。
花は細長いひもがちぢれた様な形をしています。この花の様子が踊り子の手足ににているということから、庭木としても風情のある植物として人気があります。
また、この満作 (まんさく)は花の他にも、紅葉がとても美しい植物ですので、秋にも庭に美しい風情を漂わせてくれます。
他庭木として人気なのは、成長が遅いので、狭い場所にも植えることができるという理由もあります。
満作によく似た支那満作(しなまんさく)は、花に色が黄色の他に濃赤色まで様々なものがあります。
どの品種も栽培が簡単で、寒さに対しても丈夫です。
満作を育てるポイントは、日当たりから半日陰の場所で育てることです。
暗い日陰だと花付きが悪くなりがちです。
湿潤な土壌を好好む反面、強い乾燥は嫌います。
植えてから、根がつけば、よほどの乾燥する場合をのぞけば水やりの必要もありません。