献花 (けんか)
献花とは、葬儀の際にお花を供えることをいいます。
神前・霊前にお花を供えることも、同じく献花ともいいます。
仏式の葬儀の場合では、焼香に代わる方法としての意味もあります。
一般の葬儀では焼香も献花も行なうことが多いです。
焼香と同じように献花にもきちんとした作法があります。
順番が来たら祭壇に向かって一礼し、花の部分が右手に来るようにして受け取ります。
祭壇の前に進み、花は受け取ったときのままの姿勢をキープし、静かに一礼します。
時計回りに花を一回転させ、根元の方を祭壇の向きにして左手を添えて、献花台に置きます。
最期に、深く一礼、あるいは黙とうをして下がって、遺族に一礼して席に戻ります。
以上が、献花の仕方の流れになっています。
白色の菊やカーネーション、百合などの白い生花を用いて会葬者は心をこめて花を捧げましょう。
献花は、キリスト教や無宗教葬でも行なわれることが多く、埋葬地や事故現場の献花塔や献花台などに花を供える行為も、同じく献花といいます。
花の種類によって献花料はさまざまです。
献花する花に決まったマナーなどはありません。
この他にも、ロウソクを使用する献灯の葬法とあわせて、献花も行われる場合が多いです。