現代版お墓参りの基本

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ここ本門寺では近年、お彼岸、お盆、年末年始をはじめ、普段の週末にも若いご家族連れで、お墓参りに見える方が随分と増えたように思えます。

昨今のような、家庭や家族を取り巻く厳しい社会状況にあっても、お墓参りを通じてご先祖様の大切さをお子様方に伝えていくことも大事なこと、とお考えになられている若い親御さん達もたくさんいらっしゃる証なのではないかと思います。

そんなお墓参りで、自分ではちゃんと出来ていると思っていても、現代では少し様相が異なってきている事も多々あります。

今回は、現代版お墓参りの基本について、あらためて記してみたいと思います。

・自宅から持っていくもの

軍手、はさみ、ごみ袋、墓石を掃除するスポンジやタオル、お供えの上に載せる懐紙、などは自宅から持っていきましょう。

・お墓についたらまずは掃除

枯れ葉や以前活けた花等、お墓の周辺を掃き掃除と雑草を抜いて綺麗にします。

もしも隣の墓も枯れ葉や花が枯れていたら、掃除をしてお花を一輪でもいいので「おすそ分け」するといいでしょう。

掃き掃除が終わったら、墓地所定のごみ置き場がある場合はそちらへ捨てていただくか、自宅に帰って処分してください。

・現代版・墓石の掃除

昔は水をかけて、たわしでゴシゴシと磨いていましたが、現在では認識が改まり「墓石が傷つき耐久年数が落ちる」理由で、水をかけたら墓石についたコケを落とす程度にしましょう。

あとは再び水をかけて、丁寧に乾いたタオルで丁寧に水分をふき取ると良いです。

経年劣化で汚れがひどく、ご自身では墓石掃除は難しいな、とお感じになられたら花峰にご相談ください。

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・お供えには「懐紙」を忘れずに

墓石の掃除が終わったら、お供え用の花を活けてからお線香を供え、お供物を置きます。

花は、茎をはさみで切って長さを調節し、お線香は、火をつけたら手であおいで火を消します。

お供物は、懐紙(無ければ和紙を二つ折りに)を下に置いてからお供え物を置き、合掌します。

お参りした後は、必ずお供物は持ち帰り、お参りが終わってから皆様で食べても良いですね。

このように昔と現在とでは微妙に違います。

最後に、隣の墓地へのお心づかいも行うことが出来れば、尚よろしいのではないかと思います。

その他、お墓参りについて疑問に思ったこと、わからないこと等々ございましたら、本門寺花峰まで、いつでもお気軽にご相談ください。