現代骨壺事情
骨壺は、亡くなった方の火葬の後のお骨を収めるつぼのことです。
この骨壺、一般的には火葬場で販売されていたり葬儀社の手配によって用意されます。
一般的な骨壺の特徴は、白色の陶器で出来ているものですが、品物によっては花柄のものや、鮮やかな色つきのもの、なかには大変美しい意匠が施されているものもあります。
骨壺もデザイン性を持たせたものが、販売されるようになった昨今ですが、一般的な白色陶器の骨壷の他に、華やかで個性的な骨壺がインターネット上で販売されるようになりました。
これらの骨壺は美術品としても価値が高いようなものばかりで、見ていて飽きないほど美しいものもあります。
また、ガラスで作られたものもあり、沖縄の海のような美しいデザインのガラス製の骨壺は、これなら自分も入ってみたいと思わせるほどです。
このような骨壺を、自分が最後に入る永遠の家としてとらえれば、どうせならキレイな骨壺に入りたいと思いませんか?
そんな方は、デザイン性の高い骨壺を生前に用意しておくことをお勧めします。
ここで注意してほしいのは、関東と関西では骨壺の大きさが違う点です。
関東では、火葬後の骨を用意した骨壺に全て収めるのが特徴です。
関西では、喉仏の骨を中心にして主要な部分のみの骨を収めるにとどまります。
ですので、骨壺の大きさが異なります。
関東では、七寸(約21センチ)、関西では五寸(約15センチ)の骨壺が多く使用されます。
また、稀にですが火葬後の仏様の骨が大変立派な骨のために、用意した骨壷に納まり切らない事もあります。