福寿草(フクジュソウ)

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フクジュソウがお正月になっても咲きませんという相談を受けることがよくあります。

しかし、残念ながら、現代のお正月にはフクジュソウは咲きませんと答えるしかありません。

もちろん昔はフクジュソウはお正月に咲きました。

それはお正月が旧暦のお正月でしたので、ちょうど今でいう2月くらいの時期がお正月だったからです。

ですのでフクジュソウが芽を出すことができたのです。

とても縁起の良い名前でお正月にはぴったりなのですが、新暦に変わることにより、開花期がズレてしまいました。

しかし、日本では昔からお正月の花として、とても馴染みが深い植物だったので、フクジュソウの愛好家やプロの園芸家などによって温度調節ををしたり、あらゆる手間をかけたりして、なんとかお正月に咲かせるようになったため、最近でもお正月に見かけることが多い様です。

しかし、これはとても手間ひまのかかることなので、一般の方達には少々難しいようです。
自然環境下では3月から4月に花を咲かせることが一般的です。

つまりは春の花だということです。

花の特徴としては、黄色が基本ですが、白やオレンジなどの花を咲かせる園芸品種もあります。

品種改良の歴史は古く江戸時代から行われています。

花のカタチにも八重咲きや、菊の様に咲くものや、三段に咲 くもの等色々なものが見られます。葉は人参の葉の様な、フワフワとしたものです。

育てる上のでポイントは、冬から春にかけてはよく日の光にあてて、乾燥を嫌うので、水やりは冬でもしっかりとすることです。