終活注意
終活という言葉そのものは、最近できた造語です。
終末活動または終末期活動を略して「終活」なのでしょう。。。
2009年に雑誌「週刊朝日」の紙面上で初めて使われた言葉で、お葬式やお墓についての情報が数回に分けて紹介された記事のタイトルに使われていました。
最近では、お葬式やお墓についてのことはもちろん、医療、終末医療、介護の希望や終の棲家、遺言や相続についての生前からの活動について終活という言葉が使われているようです。
つまり、人生の最後を自分らしく迎えるために、死を前提に準備しておく活動全般に使われているということになります。
しかし、終活という言葉が話題となると同時に、終活に関してのトラブルも報告されるようになっています。
国民生活センターの報告では、消費生活センターに寄せられる葬儀に関する相談も年々増加しているとのことです。
相談内容は、親の葬儀で予想していた以上の料金を請求されて困っているといった内容から、みずからの葬儀を生前予約していたが、別のところに契約を変更しようと思ったが、お金が返金されるかどうかが心配だといった内容まで様々なようです。
一人暮らしのお年寄りが、周囲に迷惑をかけないようにとの気遣いで、葬儀屋さんに生前予約を入れたが、契約時でトラブルになってしまったということの相談があるそうです。
これらの件に関して国民生活センターでは、墓を購入するのも、葬儀を予約するのも高額な料金が発生してしまうので、トラブルを避けるためにも、数社から見積もりをとるようにと助言をしています。
安易に契約を結ばず、よく吟味することがトラブルを避ける確実な手段なようです。
また高齢になると冷静な判断がにぶりがちなので、家族とよく相談することをおすすめします。