菜の花
菜の花は春が待ち遠しい季節に咲きます。
まだまだ寒いのに・・・春が近くまできている気配を感じる事ができるのは、なんとも日本人らしい感覚です。
そんな春を感じることができる身近な花の代表が菜の花です。
菜の花は油菜(あぶらな)科で、学名をBrassica napusと言います。
Brassicaはキャベツを意味する言葉だそうです。
開花期は2/1~5/5までと長く、早春からゴールデンウィークあたりまで楽しむことが出来る花です。
一斉に黄色い花を咲かせるのが特徴です。
最近では観賞用だけではなく、スーパー等でも見かける菜の花ですが、食用や観賞用に栽培されるのは、ナバナ(菜花)、ハナナ(花菜)と呼ばれる種類で、チリメンハクサイという種類をを改良した品種です。
道ばたに咲いているものは、セイヨウカラシナが野生化したものが多い様です。
昔から知られる菜の花畑は、種子から油を採る目的で栽培されていたアブラナですが、最近はあまりみかけることができなくなりました。
食用の葉の花は、とっても美味しい野菜として最近人気があつまっています。
クセがなく、苦みもないので、子供が食べるのにも向いています。
さっと炒めても美味しいですし、茹でて和え物にしても、鍋の材料としても優秀な食材です。
また、この時期限定の季節のお野菜ということで、お花見や、ひな祭りのちらし寿司の具としても風流でステキな一品となるのではないでしょうか。
見ても食べても「美味しい植物」です。