梅雨時期ということで、都内はジメジメとした天候が続いております。

毎年のこととはいえ、鬱陶しいですよね。

長雨にならないことを祈るばかりです。

さて、人は生まれたからには、いつかはかならず亡くなります。

身内の誰かが亡くなり、いざ葬儀となった時に、若い世代が妊娠していることもけっして珍しい事ではありません。

そうした妊婦さんの葬儀の参列にあたっては、もちろん悪阻期や臨月時の避けた方が良いと思います。

ただ、安定期の火葬・お葬式等はどうしても参列することになるのではないでしょうか。

そんな状態での葬儀参列の際には、小さな鏡を身に付けて参列するとよい、というような「謂れ」を聞いたことがあります。

鏡が今目の前で広がっている葬儀と言う儀式を映し出し、向こう側に押し返してくれるので、お腹の子は守られるとか。

しかしお葬式だけはいつ起こるかわかりません。

気になる方は小さな鏡をあらかじめ用意しておくのもよいですね。

その点、女性は普段からお化粧道具としてコンパクトなどの鏡を普段から持ち歩いているので良いかもしれません。

さて。

大正時代生まれの祖母は、その親から「女子どもと、出征(徴兵制だったので)前は、骨を見てはいけない」と、火葬や納骨の時に言って、該当者を守らせていました。

しかし、最近は個人の自由として、参列した幼児など小さなお子様にも、火がとぼり切らない御遺体を見せ、骨を拾わせます。

見てはいけないというのには、長く言い伝えられてきている「謂れ」が存在します。

お葬式は滅多にないことですが、子どもがすることだから仕方ないとワイワイと騒がせたままでまったく叱らない、と言うのも違います。

こうした機会だからこそ、子供たちに教えなければならない事もあるでしょう。

お葬式、仏事などの厳粛な儀式に関しては、式毎のマナーや昔から言われていることを守りつつ参列したいものですね。