落とせないネイル
訃報は突然にやってきます。
そんな突然の葬儀に参列しなければならない場合に、もし派手なネイルを施していたとしたら?
「そんなのは不謹慎だろ!すぐに落としなさい!」
と思った方は、今どきのネイル事情を知らない人の発想です。
そもそもネイルとは、昔でいうところのマニキュアの様なものです。
マニキュアの派手なネイルももちろんありますが、今はジェルネイルなどの落とせないネイルが流行しているので、お葬式があったからといって簡単に落とせるものではありません。
ネイルを施術してもらうのにも、ネイルサロンに通う時代です。
例えばジェルネイルなどは、ネイル用の塗料を乾かすのに紫外線を使用します。
ですので、落とすときは削り落とすしかないものもあります。
施術もネイルサロンなら、それを落とすのもネイルサロンに行かなければならないので、急な葬儀だとなおさらネイルを落とすことはできません。
また何万円もする高級なものもありますので施術したばかりだと、とてももったいないですよね。
しかし、ネイルなどは葬儀参列の席では絶対に外すべきという考えが根強くありますし、マナーとしても失礼がないようにするにはネイルを見えない状態にするしかありません。
そこで、おススメするのは「黒い手袋」です。
黒い手袋にも賛否両論ありますが、そもそも洋装での黒手袋とベールつき帽子は女性にとっての正装です。
肌の露出を避ける意味でも黒手袋やベールつき帽子は、着用しても何ら失礼のないものです。
大切なのは、悲しみを身だしなみで表現することです。
もちろん、メイクもナチュラルにシンプルに整えましょう。