家族が臓器提供を希望している
最近では臓器提供に対して理解のある人が増えてきている気がします。
それというのも、臓器提供の意思を被保険者証の裏面を利用して表示することができるようになったからかも知れません。
そもそも臓器提供とは、臓器の機能が低下して命の危機に瀕している人に対して、死後に臓器を提供することを指します。
提供できる臓器は、心臓、肺、肝臓、腎臓、角膜、鼓膜、骨髄等です。
臓器を提供するのには、家族の反対や色々な問題がありますが、意思をきちっと表示することによって、故人の意思を反映できるようになりました。
しかし、実際に臓器を提供するとなると二の足を踏んでしまうと言う方も少なくないのではないでしょうか。
理由は色々とありますが、臓器提供をした時に葬儀の予定等が立てにくいのでは?というものもあります。
臓器提供に必要な手術の時間は、提供する臓器によっても違いますが、1~6時間位です。
ですので、ご遺体は臓器提供があったとしても、すぐに遺族へ引き渡しがされるようです。
これは、通夜や葬儀にも十分間に合います。
しかし、臓器提供の意思がある場合は、遺族にもそれなりに準備が必要となりますので、生前に家族で話し合っておく必要があると思います。