初盆供養の準備
四十九日法要が終わると次にやってくる節目の法要といえば、新盆です。
四十九日後にくる初めての盆なので「初盆」とも言います。
仮に、六月末や七月頭に亡くなった場合には、お盆までに四十九日経っていないので、その年ではなく翌年が初盆となります。
初めて迎えるお盆なので、親族以外にも故人が生前に親しかった方なども招き盛大に執り行われることが多いです。
初盆を迎えるにあたっての準備や流れはどういったものなのでしょうか。
まず始めに取り掛かって欲しいことは、法要を行うために僧侶に連絡を取り、予約を入れておくということです。
お盆の時期は、1年のうち一番忙しい時期ですので遅くとも1ヶ月前までには予約をいれ日取りを決めておきましょう。
日取りが決まれば、後は招待をする方に招待状を出しましょう。
こちらも日程が決まり次第にすぐに取り掛かり、なるべく早く招待をする方の予定が立てやすくなるように心がけて下さい。
そこまで終われば次に準備したいことは盆提灯や精霊馬、精霊棚などの購入です。
組み立てが必要になるものもありますので、余裕をもって準備できるようにしましょう。
そこまで準備できると、いよいよ初盆を迎えられます。
13日の迎え火には、祖先が迷わず帰ってこられるように精霊馬や精霊棚を飾りつけしておきましょう。
14、15日どちらかで法要を行い、家族でお墓参りを行います。
最終日の16日は送り火と言い、帰ってきてもらっていた祖先を今度は再度送り出す日です。
一般的には、見送りをするのは夕方なのでそれまでの時間には、お供えをしたりする時間に使うと良いでしょう。
当たり前のことですが、初盆は一度きりしかありません。
それ以降、毎年くるお盆とはやはり違うものなので、前もってしっかりと準備をしておきたいものです。