仏壇の選び方
ご葬儀や法要が終わると、次に準備するものは「仏壇」です。
最近では仏壇のある家庭も少なくなってきましたので、いざ自分が仏壇を準備する必要がある場合、どのように選んだらいいのか、基準が分かっていないと判断できません。
仏壇の値段については、まさにピンキリという言葉がぴったりです。
10万円以下のものから高いものだと数百万円のものまで様々です。
家庭で見られるもので高いものでは金仏壇で百数十万円程度。
白木に金箔や金粉で装飾が施してあり、大きさや中の細工によって値段が前後します。
他には、50万~100万円程度の唐木仏壇や10万円以下で購入できる上置き仏壇などがあります。
唐木仏壇は、ケヤキや桑などで作られたもので木目を生かしたデザインが特徴です。
上置き仏壇は、家具や棚などの上に置くことを前提にして作られている仏壇で近年の現代住宅に適したタイプで、デザインに関しても従来のものよりも色々なタイプのものが出ています。
洋室の雰囲気を壊さないように配慮されたものなどもあります。
仏壇を買うときに、ご自分の経済状況で価格を決めることはもちろんですが、どのタイプのものが生活スタイルに合っているのかということも考えましょう。
例えば転勤が多い家庭の場合、あまりに大きいものを買ってしまい引越し先の部屋ではサイズが合わない…なんてことになりかねません。
仏壇を買うということは、この先長い間付き合っていくということです。
自分の10年後がどのようになっているのか想像してみると、ひとつの選ぶ基準になるでしょう。