天然梅エキス配合のお線香「うらわか 梅の香」

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梅の花は、『百花の先駆けを成す』と言われます。

これは、白梅賦の一説であり、全文になりますとこのようになります。

『苦寒風説を冒して開き争はずして百花の先駆けを成す 枝頭驕らず清楚の装ひ芳香自ずから四辺に漂ふ』。

これは、どんな困難な日々であっても、一番に咲くべき花は咲き、かといってそれを自慢することもせず、清楚な振る舞いでその存在を周知のものとする、そんな意味です。

今回ご紹介させていただく誠寿堂さんのお線香「うらわか 梅の香」は、優しい香りに仕上げるために、白檀や龍脳、丁字など漢方生薬を使用し、梅の実から抽出したエキスを配合しています。

天然梅エキス配合により、甘酸っぱい梅の香りが部屋中に広がり、仏事だけでなく、今や玄関の香りとしても、ご使用いただけます。

冒頭にあげました白梅賦は、梅の花が咲くころのことを書いています。

梅はやがて春には、桜よりも芳しい匂いの花たちを咲かせます。

桜見物より、梅園で散策を好む人も多くいます。

花が散り、実をつけ、それを収穫するのが初夏です。

この『うらわか』の香りは、この実を漬けたときに、体にとって一番いいという薬:梅酢(梅と塩のみから湧き出る水)の香りに近いと思います。

透明な酸味があり、透明ですので混じりっ気はありません。

この梅酢はお腹が痛い時や胃がスッキリしない時に少しだけお湯にといで飲みます。

1年に1回だけ漬けた分から出た量しかとれないので、1年間冷暗所に保管して家庭の大切な常備薬として飲まれ続けてきました。

梅干しを漬けるのは、もしかするとこの梅酢が欲しい、その副産物かもしれません。

この梅酢の香りで部屋を満たす事で、リラックスとはまた違う、精神的な清潔感に包まれます。

それは白梅賦にある、自分らしい香りは自分が生きている毎日の生き方が醸し出すということに繋がっています。

仏様は、そんな自分らしさを大切にする人が大好きなんだと思います。

なぜなら、そういう人は、仏様にも無心に気を配っている、そんなことができるのでは。。。と思うからです。

是非一度、使っていただきたいお線香です。



池上本門寺 花峰 - うらわか 梅