2017 お会式

今年もいよいよお会式の季節がやってまいりました。

日蓮聖人が、ご入滅なされた日(亡くなられた=祥月命日)日は、10月13日です。

弘安5年(1282年)、今から735年前のこと。

晩年を過ごした身延の苛酷な自然に体を痛めた聖人は、門下の願いで山を下りました。

その途中の武蔵野池上の門弟の屋敷で、自筆の大曼荼羅を枕頭にかかげ、弟子らと「法華経」を読みながら入滅されました。時に61歳でありました。

お会式は日蓮宗の全国のお寺で行われますが、入滅の霊跡は、池上。

ゆえに、池上本門寺の御会式がもっとも盛大に行われております。

11日午前11時から歴代先師聖人並びに池上法類・池上護山会先師報恩法要が行われます。

午後2時より納経十種供養式法要が営まれます。

12日午前10時から宗祖御衣替法要が営まれ、聖人の御衣が夏物から冬物御衣にあらためられます。

午後2時からの宗祖報恩御逮夜法要には、全国から集まった大勢の参詣者や団参で大堂が埋め尽くされます。

そして、午後6時、池上徳特会館から本門寺までの約2kmにわたって百数十講中、総勢三千人もの万灯練り行列が池上の町を練り歩き、深夜にいたるまで賑やかな一日となります。

およそ100基とも数えられる巨大な万灯を囲んで、関東一円から集まった5千人もの行列が団扇太鼓を鳴らして歩くのです。

華やかであり、かつ、幻想的な願いの心に人々は思いを寄せ、この日を待ちに待っているのです。

13日午前8時、御正当報恩法要(臨滅度時法要)では、聖人入滅時に六老僧日昭聖人が打たれた臨滅度時の鐘にならい、山主の手により静かにそして厳かに鐘が打ち鳴らされるのです。

<なお、参拝は、駐車場も少なく、通行止めになる時間帯もあるので、公共交通機関をお使いください>



池上本門寺 御会式のご案内