仏具の種類と名称
仏具を飾るために必ず仏壇そのものが必要です。
仏壇の他に必要なものを列挙すると、『御本尊』、『位牌』、『香炉』、『燭台』、『花立て』、『鈴』、『鈴棒』、『鈴台』、『供物を乗せる高杯』、『御飯を供えるための仏飯器』、『茶湯を供える茶湯器』、『線香立て』などなど、数え切れないほどあります。
それ以外にも、『吊灯籠』、『マッチ消し』、『瓔珞(ようらく)』、『木魚(もくぎょ)』、『仏膳(ぶつぜん)』、『過去帳』、『見台(けんだい)』、『数珠』、『念珠』などもあります。
仏壇に仏具を飾ることを荘厳といいます。
荘厳とは、サンスクリット語で「見事に配置されていること」を意味します。
供える仏具は、宗派によってかなりの違いがある場合があります。
初めて買う場合は、何も解らないはずですので、檀家になるお寺に信頼のおける仏具店を紹介してもらい、相談をしながら購入すれば、大きな失敗はないはずです。
仏具・仏壇は種類だけでなく、その素材も本当にさまざまで、バラエティに富んでいます。
木製、銅製、陶器、繊維、樹脂などでできていて、素材によって価格も相当に変化します。
あたり前のことですが、仏具をしまう仏壇の大きさに適した仏具を買わなければなりません。
大きさがちぐはぐな感じであると仏壇内の統一感が失われ、供養の儀式を行っている厳かな感じが立ち消えて、美しくありません。
見事に荘厳したと言える仏壇を作り上げることができれば、御先祖様や故人に対しての供養という点で、自身の心が満たされると思います。