芝生墓地
芝生墓地とは芝生型墓地で、その敷地内に「納骨室」が埋めてあるものような平面型の墓地です。
欧米では主流となっている形態です。
芝生墓地の特徴は、外側の柵で石碑を囲む日本のお墓の形態と違って、外柵がなく石碑と石碑の間に緑の芝生が敷き詰められていることです。
この開けた空間の中に高さの低い墓石を配置することにより、遠くまで見渡すことができるので開放感のある空間となっています。
そのため、全体的に圧迫感がなく、従来のお墓の少し暗いようなイメージはないように思われます。
そのため、様風の墓石や、自由にデザインされた墓石がとてもよくマッチします。
外枠が外れたことで、デザインの自由度が飛躍的に増したのではないでしょうか、ユニークなものや、凝ったものなどの個性的なお墓を建てたいと思う方には芝生墓地が最適かもしれません。
料金的にも、従来の和型値の墓石は非常に高くつきますが、芝生墓地では墓石自体が小さいために安価に仕上がるなど予算面でのメリットもあります。
浮いた予算で石を国産のいいものを選ぶとい方もおられる様です。
最近の住宅事情でも、垣根や塀を作るということは稀になってきました。
新興の住宅街を訪れると、隣家との間に申し訳程度の境界が設けられているにすぎません。
こうすることで、住宅街全体が明るく開放感のあるイメージになりますが、お墓にもその波がやってきたようです。
境界のない住宅で一生を過ごして来た人々には、お墓の境界も同じようなものだと思えるのかもしれません。
ますます芝生墓地は増えて行くことでしょう。