梅は咲いたか
今年は寒冬で梅の咲くのが、記録的に遅くなった年だそうです。
梅はバラ科サクラ属ウメ亜属に分類されています。
大きくは観賞用に栽培されているものと、果樹として栽培されているものの大きく二つに分け足れますが、梅は実に300種類ほどの品種があると言われています。
果樹として栽培されているもので、有名なものは高南で梅干しとして最高品種であると言われています。開花期は2月中旬から3月中旬です。
他に有名なのは、「白加賀」でこれは江戸時代からよく知られた品種です。
日本各地で栽培されている品種でもあります。果肉が厚く上質で「梅干し」として適している他に梅酒用としても使用されます。
他は関東に多い養老。
淡紅色一重の花で果実は大きめで酸味が強いので梅干し用として栽培されています。
中部地方は、長束。白色一重の花で厚い果肉で梅干しに最適です。
鶯宿は四国・九州に多く、実が大きく果肉も厚い上質のもので、梅酒用に使用されることの多い品種です。
昔から梅は三毒(食べ物の毒、皿の毒、水の毒)を断つと言われ、美しい花を咲かせるのですが食という意味合いの強い植物です。
梅は現代医学においても、「疲労回復」「整腸作用」「血流改善」などの効果が見込めると言われています。
とにかく梅の語源だと言われているもののように、梅は「美しくめずらしい実」ということになりそうです。(※他にも寒中に最も早くから芽を出す起芽から来たという説もある。)