お墓の手入れの仕方 その1
ほとんどの方がお墓を定期的にお参りし、ご先祖様の墓所をきれいに維持するために相当の労力を使われていることでしょう。
定期的にお参りすることは、お墓を長年維持していくためにも大切なことです。
お墓参りの時にはお墓を掃除するものですが、墓石の汚れなどはどのように清掃していますか?
墓石に刻まれた文字もじなどを、細部まできれいにする方法の一つに歯ブラシを使用する方法があります。
歯ブラシであれば細かいところまできれにすることができますし、苔などの落ちにくい汚れもきれいになります。
ただしあまり力を入れすぎると石の表面を傷つけてしまうので加減してお掃除して下さい。
花立てや卒塔婆立てが金属でできている場合は、専用の洗剤を使用するようにしましょう。
この場合は磨き粉を代用することもできます。
歯磨き粉には石の汚れを落とす効果もあるので、同時に墓石を掃除することも可能です。
この場合、歯ブラシなども出来れば使用済みのものではなくて、安いものでも、使い捨てのものでもいいので、新しいものを使用したいものです。
結果に変化はありませんが、自分の歯の汚れをさんざん落とした歯ブラシで、ご先祖様を祀った墓石を掃除するのは気分的にいいものではありません。
また、そうした気遣いを持つ事を覚えていくことも、社会勉強の一つでもありますし、そういう心構えが出来てゆけばお墓も長年大切にされ維持されていくことにもつながります。
お墓参りを通して、子供や孫にもそういった心がまえや、しつけ等を伝承していくことも大切なお墓参りの役割ではないでしょうか。