木材と仏壇の関係

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仏壇を構成する材料といえば、やはり木材です。

しかし木材と一口に言ってもたくさんの種類の木材があります。

仏壇には大きく分けて、唐木仏壇と呼ばれる銘木を使用した仏壇と、金仏壇と呼ばれる金箔を施した仏壇の二つがあります。

金仏壇に使用される材木は、ひのき、けやき、すぎ、の他はアガチスと呼ばれる南洋杉などです。

その他合成木材も使用されます。この合成木材は圧縮ボードとも呼ばれ、おがくずを合成樹脂で固めてつくられた材料で、ゆがみや収縮する恐れが少なく、木の目を気にする必要もないので、使いやすく安価であるため低価格の仏壇に多く使用されています。

ただし強度の面では、湿度に弱い等、あまり期待ができない材料なので耐久年数は数年だとも言われています。

一方の唐木仏壇は、銘木と呼ばれる材料を使用します。

銘木とは稀少価値や鑑賞価値のある木材の総称で、木目や色の美しい木材のことを指します。

この唐木仏壇は、木そのものの素材を活かした仏壇なので、どんなものを使用するかで、その価値が大きく変わってきます。

唐木仏壇に多く使われる黒檀や紫檀などの木材は、主に熱帯地方に多く分布していますが、以前は中国から輸入されていたので唐木と呼ばれる様になったそうです。

「唐から来た木材」あるいは、「唐の工芸品に用いられた」 という意味でした。

紫檀・黒檀の良さは硬くて強靭なので半永久的な耐久力があるところです。

木肌が緻密で美しく、光沢があるので彫刻や高級建築材として古くから珍重されてきました。